概要
- 構造:木造
- 階数:地上1階
- 敷地面積:563㎡
- 建物面積:133㎡
西面ファサード。
タタミ6帖ほどのどんでん返しの扉が開くと、そこにアプローチが現れる。
左側のルーバーもオーバーハングして、そこには2台分のカーポート。
右側の大きな表札はガスボンベを隠している。
- 時間と共に形を変えていく
- この建物は、この辺りでは何のへんてつもない田園風景の中に建つ。2.85mのグリットに15cm角の柱で内法2.7mという6×6スパンの36小間が木質系ラーメン構造という筋違いを必要としない工法で建てている為、小間の倍数でどのようにも形を変えていけるようになっている。おそらく時間の経過と共に形を変えていくのであろう。又、廻りの田んぼにあまり影を落さない様に高さを抑え、外皮をルーバーにする事によって(上に行くほど隙間が空いている)光と風の流れを調節し、外部の環境にも内部での住環境にも配慮した。かなりローコストな計画で、施工床面積で考えると23万円/坪というコストでつくり上げた。
※山梨県建築文化賞受賞