概要
- 構造:RC造+鉄骨造
- 階数:地上1階地下2階
- 敷地面積:9,467㎡
- 建物面積:9,483㎡
- 地中化と井水利用によるエコな農業施設
- この施設はLEDの光と養液、安定した室内環境という、気候に左右されない、24時間集中管理された中で栽培が行われる村上農園の最先端の農業施設である。 近年、世界中で異常気象による農作物の不作が度々起こる中、食料の安定供給といった観点からも、今後増えていくであろう、重要な栽培方法のひとつと考えられる。 ただの農業施設ではない、このような建築に対し、持続可能な社会に向け、我々スタジオベルナは設計という立場から何が出来るかを考え、取り組みました。 敷地の高低差を利用し、栽培エリアを地下に埋めることで、厳しい外気の影響を受け難くし、更に年間通し15℃前後と安定した井水を利用した外気処理方法を採用することで、 より少ないエネルギーで安定した室内環境作り出している。エネルギーを最小限に抑える為のあらゆる工夫をし、ランニングコスト低減、ひいてはCO2削減に繋げている。