再び路地からお蔵の中へ入ると、長さ約30m高さ約7mのダイナミックな空間が現れます。
吉田の火祭りをイメージしたスロープ状の通路を雄大な富士山へと向って登って行く設計になっています。
富士の前に鎮座するのは武将、武田信玄の甲冑。
- 富士山を軸としたダイナミックな空間
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富士山が世界遺産になったことで河口湖周辺は今、観光客がますます増え、特に外国人が多く見られます。
そんな状況の富士の裾野の国道139号線沿いに、今回、山梨市でほうとう店や居酒屋を営む歩成(ふなり)からの依頼を受け、 山梨の名物ほうとう専門店を日本的な蔵という形でスタジオ・ベルナが設計、オープンさせました。
富士山に軸線を合せ、店内の客席が富士山に向って上がって行くという面白い構成になっています。
通路部分は吉田の火祭りをイメージしたデザインになっており、正面にはダイナミックな富士山が額縁の中に収められた様に見えます。
お客さんはお蔵の小さな入口から路地の様な空間を抜け、店内へ入った瞬間に木造ならではのダイナミックな構造と空間に驚かされます。
歩成ホームページ